アドビは12月8日、「Camera Raw」、「Lightroom Classic」ならびに「Lightroom」(Windows、macOS、Android、Chrome OS、iOS、iPad OS)のアップデートをリリースしたと発表した。
今回のアップデートにより、最新のカメラやレンズに対応したほか、Appleの自社開発SoC「Apple Silicon」とWindows ARMにネイティブで対応したLightroomの提供を開始。「Apple M1」と、Windows 10向けQualcomm Snapdragonプロセッサのパフォーマンスと電力効率を活用するために、Lightroomを再構築したという。
Apple M1への対応については、Lightroom Classic、Photoshop、Camera Rawにおいても、ネイティブバージョンを開発中とのこと。現時点では、Apple Rosetta 2でのエミュレーション動作をすべてのアプリで検証済みとしている。なお、IntelベースのPCユーザー向けにもLightroomへの投資を継続し、引き続き機能を強化する。
この他、Camera Raw、Lightroom Classic、Lightroom(デスクトップ、iOS、Android、ウェブ)において、Apple ProRAWフォーマットで撮影した画像の読み込み・編集(Adobe DNGファイル形式と仕様で構築)にも対応した。
Lightroom iOS版のみの機能として、iOS14用のLightroomウィジェットも用意された。これにより、Lightroomのカメラをすばやく起動したり、ウィジェット画面から「見つける」セクションの編集(他のユーザーが投稿した作例)やアプリ内チュートリアルを検索したりできるようになった。
なお、同社では、11月にApple M1とWindows ARMネイティブ版Photoshopのベータ版をリリースしている。こちらは、Creative Cloudデスクトップアプリから直接ダウンロードすることができる。
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