TERASSとMFSは12月8日、TERASSの家探しサイト「Agently(エージェントリー)」に、MFSの借入可能額証明機能「モゲパスAPI」を導入したと発表した。Agentlyのサイト上で、信用情報を踏まえた住宅ローン借入可能額を表示する「借入可能額バッジ」機能をリリースする。
Agentlyは、希望条件を登録してコンペ形式で物件提案を待つ、エージェント提案型家探しサイト。現在は東京都内の家探しを対象としている。
一方のモゲパスAPIは、顧客が購入物件を決める前に住宅ローン借入可能額が判定できる、不動産会社および不動産情報サイト向けAPI。過去3000件以上の住宅ローン審査結果を踏まえてMFS独自の審査ロジックを構築し、約80%の精度で借入可能額を判定する。
今回の借入可能額バッジは、住宅購入を希望するAgently会員が、自身の家の希望条件に加えて、住宅ローンを借りられる具体的な金額を表示できる機能。MFSのモゲパスAPIと連携し、収入や就業形態、および家族構成などの信用情報(与信判断に資する情報)を踏まえ、MFSが独自のノウハウで判断した、信頼性のある「実際に借りられる額」を表示する。
借入可能額バッジは、Agently会員のみ利用可能で、会員登録、機能の利用はすべて無料。自身の情報を入力することで、信用情報を踏まえた借入可能額を知ることができ、借入可能額バッジ取得後は、提案を行う不動産エージェントに向け表示が可能となる。
住宅購入希望者にとっては、家探しを始める前に自分の信用情報の審査を受けられ、借入可能額を知ることで、より正確な予算で家探しを進められるとともに、借入可能額を証明することで、エージェントからの積極的な物件提案が集まるとしている。
不動産仲介エージェントにとっては、購入不可の物件を提案するミスマッチを避けることができ、顧客の資金力を確認する時間や労力を削減して、顧客に合った価格帯の物件を提案できるとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」