E Ink HoldingsとPlastic Logicは、曲げられるカラー電子ペーパー「2.1″ LEGIO COLOUR DISPLAY」を開発した。この種の電子ペーパーディスプレイは、これが「世界初」だという。
Plastic Logicは、有機薄膜トランジスター(OTFT)を用い、薄く軽い、ウェアラブルデバイスなどに適したディスプレイを開発している企業。この技術に、E Inkのカラー電子ペーパー技術「Advanced Color ePaper(ACeP)」を組み合わせることで、柔軟性のあるカラー電子ペーパーディスプレイが実現した。
モノクロ電子ペーパー同様、どのような角度から見ても表示を視認しやすく、表示のリフレッシュが不要なので消費電力が少ない。赤、青、緑、黄、白、黒の6色を組み合わせてカラー表示する。表示画素数は240×146ピクセル、画素密度は132ppi。基板には、コントローラー、ドライバー、電力管理モジュールも実装している。
これまでE InkのACePディスプレイは、曲げる必要のないデジタルサイネージ向けデバイスとして使われていた。Plastic Logicの技術により、曲げることの可能な薄型軽量のカラー電子ペーパーとなり、ウェアラブルデバイスやスマートカード、各種ラベルなど、活用の幅が広がる。タッチスクリーンとの組み合わせも可能だそうだ。
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