序章での展開では、コマンドラインバトルもチュートリアルのように体験することができる。フィールドにラインが引かれ、乙女たちが身にまとう「霊子ドレス」に設定されている射程を考慮しながらコマンドを駆使し、有利な位置に乙女たちを誘導し攻撃するという、位置を絡めた駆け引きが簡単操作で楽しめるものとなっている。このほか霊子ドレスの技能や属性(相性)、必殺攻撃や乙女たちをサポートする「特別指令」といった要素も用意されている。詳細は連続動画 第三弾「大石よ、指揮をとれ」のなかで説明がされている。
また、メニュー画面からはガチャにあたる「調査」や霊子ドレスの各種強化、バトル時の部隊編成や、バトル時に効果を発揮する「霊子護符」の強化といったものもできるようになっている。
このほか、サクラ大戦ではおなじみともいえるLIPS(時間制限式選択肢)や、選択肢を選んだときに乙女の好感度が変化するときの効果音、「勝利のポーズ……決めっ!」、次回予告といったものまで盛り込まれている。
体験したのが序章ということで、システムはざっと触る程度だったが、開発スタッフのトークで語られていたシミュレーションを体験した気になれる感覚というのは味わえたようにも思う。そしてドラマチックアドベンチャーパートについて、3Dを中心にしてところどころ2Dでの表現を織り交ぜる形で進行しているのだが、キャラクターが表情豊かに、そして細かいしぐさにもこだわりを感じられるように生き生きと動いていたのが印象的だった。
こうしたキャラクターの伝わりやすさも後押ししていると思われるが、どこか天真爛漫なところもあるしのが、なでしこ譲りと思われる強い正義感の持ち主であることや、窮地に陥ったなかで覚醒したかのように神器の力を解放して霊子ドレス姿になったシーン、そして帝国歌劇団として日本一の女優を目指すことを決意するシーンはぐっとくるところがあった。サクラ大戦らしさと感じるところは人それぞれだと思うが、筆者個人としてはこうした姿にサクラ大戦らしさを感じた部分でもあり、少なくとも序盤で描かれているしのの姿は、ストレートに心に響くものになっているものと思えた次第だ。
※画面は開発中のものです。
Original Game (C) SEGA / (C) DELiGHTWORKS
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