今回プレスツアー参加者が宿泊したのは、“泊まれる現代美術館”と話題の「ホテルアンテルーム 那覇」。外装、エントランス、レセプション、レストランなどのあらゆる場所にアートがちりばめられ、音楽や香りまでオリジナルというこだわりの空間だ。
客室には船のデッキのような広めのベランダがあり、仕事の合間に一息ついたり、1日の仕事ぶりを振り返って英気を養うこともできる。バスタブや広めのソファもあって、慌ただしさをリセットし「新たな暮らしの中で働きたい」という願望がしっかりと叶えられる場所だった。
HafHは、このほか10拠点を沖縄県内に持ち、南の島でのワーケーションを「具体的にどのように過ごしたいか」によって、ステイ先を選択することができる。多様な働き方を自分の価値観でデザインできるのは、サブスクならではの魅力だろう。
同じく那覇市内にある「ESTINATE HOTEL 沖縄那覇」は、デスク完備の客室も多く、“集中モード”に入りやすい。「旅人とローカルが出会う交流型ホテル」としてラウンジ運営にも注力しており、隣人やスタッフとのちょっとした会話が生まれやすいテーブル席や、電源完備のソファ席もある。人の気配を感じられる、何気ない会話から情報交換できるなど、1人での長期滞在でも寂しさとは無縁かつ効率よく過ごせそうだ。
「ホテルストレータ 那覇」では、リゾート気分を味わえる開放的な空間で働ける。最上階には那覇市内を一望できるテラス、庭にはプール&チェアがあるほか、沖縄の自然からインスピレーションを受けたというこだわりが、館内の壁、カーペット、レストランの絵画など随所にちりばめられていた。
HafHでは、このような提携施設の選定にあたり、独自の採用基準を設けている。例えば、テレワークやワーケーションに適した通信環境、電源、作業スペースの有無、清潔で安心安全か、自然環境はもちろん市街地であれば駅までの距離といった立地周辺環境まで、評価項目は100以上。これまでの「旅して働く」デジタルノマド向けのドミトリーやゲストハウスに加えて、コロナ禍で急増した「個室」ニーズにも応えるため、施設採用基準の見直しも急ピッチで進めた。
コロナ禍において新たに増えたHafHユーザーは、20〜30代の会社員。最も多いのは2泊程度のお試しプランだというが、HafHでのワーケーション利用者にはある傾向が見られるという。東京に住みながら新たなワークスペースとして都内でHafHを使う、遠出はしないでマイクロツーリズム的に地元エリアを周りながら働く、思い切って数週間単位でプチ移住するなど、さまざまなワーケーション利用に共通するのは「自分をマッシュアップするメソッドとしてHafHを活用している」という点だ。
いまのワーケーションは、もはや有給休暇の延長でも、単なるリフレッシュでもない。彼らは、先の見えない時代に、刺激、学び、出会いを求め、新たなつながりのなかで自分を「成長」させてキャリアを切り開こうと、HafHでのテレワークやワーケションを自律的に選択しデザインしているのだ。
HafHを利用して「ホテルアンテルーム 那覇」に滞在中のAkinaさんは、「旅先で出会った方から、これまで知らなかった自費出版の方法を教えてもらったことがきっかけで、母を亡くした後に父と一緒に世界一周をし、旅をしながら働くライフスタイルを始めるきっかけになったストーリーを『絵本にする』という新たな目標が出来た。絵本は父へクリスマスプレゼントに贈ったのち、年明けの母の誕生日には、Amazonでも販売したい」と目を輝かせた。
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