調査会社Gartnerが米国時間11月30日に発表したレポートによると、Appleは2020年第3四半期の全世界スマートフォン販売台数で4位に転落した。第3四半期のスマートフォン販売台数は世界全体で合計3億6666万台となり、前年同期比で5.7%減少した。新型コロナウイルス感染症のパンデミックが続く中、スマートフォンを購入する人が減っためだ。
1位のサムスンは第3四半期に8082万台のスマートフォンを販売し、前年同期比2.2%の増加となった。2位の華為技術(ファーウェイ)は5183万台で、前年同期比21.3%の減少となっている。一方、同じく中国のスマートフォンベンダーである小米科技(シャオミ)は、前年同期から34.9%増となる4441万台のスマートフォンを販売し、Appleをトップ3から押し出した。
Appleの第3四半期の販売台数は、前年同期比0.6%減の4060万台だった。トップ5の最後は欧珀(オッポ)で、販売台数は2989万台となっている。
Gartnerの見解では、パンデミックが続く中で経済の先行きが不透明になり、地域によってはさらに景況が悪化していることから、人々が不要不急の買い物を控える傾向が強まっている。ただし、Appleの販売台数の微減は、2020年の新型「iPhone」の発売が例年より遅かったことが原因だという。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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