Amazonは米国時間11月26日、新型コロナウイルスへの感染リスクが最も高い最前線の従業員に対して、ホリデーシーズンの特別ボーナス300ドル(約3万1000円)を支給すると発表した。ホリデーシーズンがピークを迎えようとする中、熱心な働きに感謝するものだという。
Amazonでワールドワイドオペレーション担当シニアバイスプレジデントを務めるDave Clark氏は、11月26日付の公式ブログで、12月1~31日にフルタイム雇用される従業員は300ドル、同期間にパートタイムとして雇用される従業員は150ドル(約1万6000円)を受給する資格があると説明した。
Clark氏は、「当社のチームは、顧客の不可欠なニーズを満たす素晴らしい仕事をしながら、世界各国でソーシャルディスタンスを取っている家庭が大いに必要としているホリデーシーズンの賑わいを届ける手助けもしている。これまでにないほどチームに感謝し、誇りに思っている」と述べた。
新型コロナウイルスによるロックダウンは、Amazonにとって継続的な追い風となり、第3四半期には利益が3倍になった。だが、感染防止策の改善を求めて従業員から繰り返し抗議を受け、倉庫での新たな対策の導入に苦労もしてきた。
Amazonは、こうした問題への対策に数十億ドルを費やし、消費者の需要の急増に対応するために大勢の従業員を新規採用して、検査体制やマスク、より徹底した清掃など、多くの新たな対策も取った。
同社は10月、米国で2万人近い従業員が3月1日~9月19日までに新型コロナウイルスの検査で陽性と判定または推定されたことを明らかにしていた。
今回のボーナスは総額5億ドル(約520億円)に上る。同社は6月にも、最前線で働く米国の従業員に総額5億ドルのボーナスを支給すると発表していた。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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