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トヨタ米子会社、ガス欠になった車へ給油しに自動運転で向かう救援車の特許--EVの充電も

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 本田技研工業の「LEGEND(レジェンド)」が自動運行装置を備えた車両として世界で初めて型式指定されるなど、自動車に関する技術は目覚ましいスピードで進歩している。しかし、どんなに高度な技術を搭載したとしても、燃料がなくなったり、バッテリが空になったりした自動車は役に立たない。

 そこで、トヨタの米国子会社Toyota Motor Engineering & Manufacturing North America(TEMA)は、燃料切れした自動車からの要請に応じて給油しに向かう自動運転車の技術を考案。この技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間10月13日に「ON-THE-FLY AUTONOMOUS VEHICLE REFUELING AND RECHARGING」(特許番号「US 10,802,490 B2」)として登録された。出願日は2016年10月14日、公開日は2018年4月19日(公開特許番号「US 2018/0107219 A1」)。

登録されたTEMAの特許(出典:USPTO)
登録されたTEMAの特許(出典:USPTO)

 この特許は、燃料切れになった自動車へ給油しに向かうドローンの実現に必要な技術を説明したもの。ドローンの形態に条件は設けられておらず、実施例の図面には自動運転で走行する4輪車が描かれている。そして、燃料切れを起こした自動車から給油の依頼を受けると、ドローンは給油地点までの移動ルートを決め、自動運転で給油しに向かう。

4輪車型ドローンで説明(出典:USPTO)
4輪車型ドローンで説明(出典:USPTO)

 ドローンは燃料搭載用のストレージエリアを搭載しており、給油対象の自動車に接続して燃料を補充できる。燃料の種類について、クレーム(請求項)では言及していない。実施例では、ガソリンや軽油のような液体燃料のほか、バッテリに蓄えた電力が燃料とされており、電気自動車(EV)への充電も想定されている。

給油対象の自動車に接続(出典:USPTO)
給油対象の自動車に接続(出典:USPTO)

 なお、特許とは、技術的アイデアの権利保護を目的とした公的文書である。登録されて成立しても、実際の製品やサービスで利用されるとは限らない。さらに、アイデアの存在を公知の事実にする目的で出願され、登録に至らず公開止まりになるものも少なくない。

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