ついに「PlayStation 5(PS5)」が発売された。どんなゲーム機でも、プレイできるゲームこそが最重要ではあるが、PS5の新しいユーザーインターフェイスにも、かなりクールな新機能がある。われわれはそうした新機能を詳しく調べ、PS5の体験を快適にするために役立つヒントを幾つか発見した。
設定の過程で表示されるものもあるが、オプションの山に埋もれて気付きにくいものもあるので、ここに書き出しておく価値はあるだろう。
PS5体験を自分好みに調整するために、PS5を起動して最初にしておくべきこと8つを以下に紹介する。
PS5のセットアップを始めると、「幅広くいろんな人と遊ぶ」や「ひとりで集中して遊ぶ」などの4つのプライバシー設定から1つ選択するよう求められる。これは基本的に、他のユーザーから見える自分のオンラインプロフィールを調整するものだ。
これらの設定はカテゴリー内でさらに細かく分類できる。自分を検索結果に表示させるかどうか、誰かが自分を友だちとして追加できるかどうかなどを、ここで管理できる。
この設定は、「設定」タブの「ユーザーとアカウント」にある。
PS5で「レストモード」(PS4の「スタンバイモード」)を選択すると、必要な電力量をより適切に制御できる。プライバシー設定同様、セットアップ段階で複数の選択肢から設定を選べる。プリセットにはさらに細かい設定がある。これらのプリセットは、アイドル時にレストモードにするまでの時間と、レストモード中にシステムソフトウェアのアップデートファイルを自動でダウンロードするかどうかを設定できる。後者は、オンラインでゲームプレイ中にシステムアップデートがかかるという恐ろしい事態を避けられるので便利だ。
PS5をHDR対応テレビに接続するなら、HDR設定が適切かどうか確認するべきだ。
コントラストと明るさも、PS5の最初の設定段階でいじり回せる。私の場合は、何度かHDR設定をやり直さなければならなかった。設定後にテレビ側の設定を(例えばゲームモードに)変更すると、それがPS5のHDR設定に影響するのだ。その場合はまた設定し直すべきだろう。特に、私と同じくらい画質にこだわるのであれば!(私はHDR設定にかなりの時間を費やした)。
PS5のユーザーインターフェイスの中の私のお気に入りは、いつでも表示できる「コントロールセンター」だ。基本的に、コントローラーの中央にあるPSボタンを押すだけで、ゲーム中でもこのメニューが表示される。とても便利だ。
これまでのPSシリーズにも似たような機能はあったが、私はPS5版を非常に気に入った。目障りでなく、繊細で、カスタマイズ可能だ。
コントロールセンターで、設定や音量、ヘッドフォンなどの周辺機器の追加が可能だ。Spotifyアカウントをリンクし、再生する楽曲を選ぶことまでできる。仮想現実(VR)オプションもここで利用できる。VRの問題をその場で修正できるのは非常に助かる。
また、プレイ中の複数のゲームの切り替えもここで簡単にできる。新しいゲームを開始するためにホームページに戻る必要もない。
その上、このメニューはカスタマイズできる。メニューにPS5のアクセシビリティー機能を追加することも可能だ。障害のあるゲーマーの役に立ちそうだ。
「PS4 Pro」のユーザーであれば、ゲームがよりPCゲーム的になってきていることに気づいているだろう。「ゴッド・オブ・ウォー」や「Horizon Zero Dawn」などのゲームでは、処理能力を解像度とパフォーマンス(フレームレートを意味する)のどちらに注ぐかを選択できる。
個人的には、常に解像度よりパフォーマンスを優先している。PS5を接続するテレビが4K対応でないなら、パフォーマンスを優先して間違いない。
いずれにしても、ゲームごとに新たにバランスを選ぶ手間を省くために、PS5では「設定」でデフォルト設定を選べるようになっている。「セーブデータとゲーム/アプリ設定」の「ゲームプリセット」を選択しよう。
「ゲームプリセット」には便利な設定がいろいろある。デフォルトのゲームの難易度も選べるのだ。
個人的にはこの設定は選ばない。ゲームの難易度は主観的すぎ、ゲームによってかなり異なると思うからだ。とはいえ、最初から最もハードな設定でプレイしたい人や、逆にストーリーを味わいながらプレイしたい人がいることは知っている。
コントローラーの設定調整は間違いなく必要だ。
それはPS5に始まったことではないが、PS5ではすべてのゲームに対応するデフォルトのコントローラー設定をセットアップできる。何より、カメラコントロール機能を備える一人称視点または三人称視点のゲームで、初期設定を「反転」できる。
私はこれまで、この設定を変更するために毎回ゲーム設定を開く必要があったので、この新機能は私にとって必須だ。
PS5の「DualSense」コントローラーが、「アダプティブトリガー」と「ハプティックフィードバック」で大きな飛躍を遂げたことはご存じだろう。これらの機能の強度を変更することもできる。個人的には、初期設定の強さが気に入っているので変更するつもりはないが、もし変えたければ変えられる。
こんな機能があるなんて信じられない! でもあるのだ。
「PlayStation Store」でゲームを物色中に目に入るかもしれないネタバレのレベルを調整できる。「メーカーが指定したネタバレのみ」か「見ていないものすべて」のいずれかを選べる。
ネタバレに神経質な人は、「設定」の「セーブデータとゲーム/アプリ設定」の「ゲームプリセット」にある「ネタバレ警告」で設定しよう。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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