ソフトバンクのグループ会社であるプラススタイルは、SIMフリー スマートフォンと格安SIMを販売する「+Style SIMフリースマホコーナー」を11月10日に開設。あわせて、5G対応ながら3万円台を実現したスマートフォン「TCL 10 5G」を+Style独占で先行販売することを発表した。
同社は、オリジナルのスマート家電をはじめとしたIoT製品を販売するサイト「+Style」を2016年3月にオープン。クラウドファーストのスマートフォン「Robin」や、手のひらサイズの超小型スマートフォン「Palm Phone」、デジタルデトックスのための携帯電話「Punkt. MP02」など、選りすぐりの携帯電話を販売してきた。
一方で昨今はMNOやサブブランド、MVNOと通信回線の選択肢が多様化し、端末と通信の分離が求められていることから、「自分の好きな端末で、自分に合った通信回線を選択する」というニーズが拡大していると説明する。
このような市場環境に対応するため、同社では新たにSIMフリースマホコーナーを開設したという。同コーナーでは、SIMロックフリー スマートフォンを7機種ラインアップするほか、「LINEモバイル」の「エントリーパッケージ」(990円)も販売もする。
取扱い端末は、すでに販売中の「Palm Phone」(4万5630円)と「Punkt. MP02」(4万4880円)のほか、独占して先行販売を開始するTCLの「TCL 10 5G」、ASUSの「ROG Phone 3」(12GBモデル:13万1780円、RAM 16GBモデル:14万2780円)、Huaweiの「HUAWEI P40 Pro 5G」(11万9680円)、Oppoの「OPPO Reno3 A」(3万9800円)、Xiaomiの「Redmi Note 9S」(64GBモデル:2万4800円、128GBモデル:2万9800円)の5機種をラインアップする。
独占して先行販売するTCL 10 5Gは、5G対応端末として日本国内における最安クラスとなる税込3万9800円を実現したTCL製スマートフォン。SoCには、ミッドクラスの「Snapdragon 765G(SMD7250)」を採用し、日本で5Gサービスを提供するMNO4社の周波数帯「n77」「n78」に対応。5G契約のSIMを差し込むだけで、各通信事業者が提供する5G通信が利用できるという。
液晶は、FHD+のパンチホール付き6.53インチIPS液晶を採用。狭額縁のノッチレスデザインにより、ボディ比で91%の画面占有率を実現した。HDR10対応の専用LSI「Display Engine」によるリアルタイム映像処理とあわせ、高品質な没入感が得られるという。
背面には、四眼カメラを搭載。高解像度の64メガピクセルと超広角の8メガピクセル、マクロの5メガピクセル、深度(デプス)を測る2メガピクセルを組み合わせ、AI処理による高品質な写真撮影が可能。さらに、最大64メガピクセル(9280×6944)の高解像度写真や最大4K解像度の30fps動画の撮影に対応。前面には、16メガピクセルカメラを搭載している。
RAMは6GB、ストレージは128GB。OSにはAndroid 10を採用し、端末背面に搭載した指紋センサーによる指紋認証と、フロントカメラの撮影による顔認証で端末ロックの解除に対応した。
なお、今回新たに取り扱いを開始する主要5ブランドを中心に、今後は取り扱い端末を順次拡大する予定。また、新たに販売を開始する「LINEモバイル」の「エントリーパッケージ」は、ウェブ申込時にエントリーコードを入力して申し込むと、登録事務手数料(税別3000円)が不要となる(エントリーコードが記載された台紙のみの送付。オンラインの契約手続き後にSIMカードが送付される)。
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