米大統領選挙の開票作業が多くの州で続く中、この選挙の結果に関してDonald Trump大統領が発した複数のツイートに対してTwitterとFacebookが注意喚起のラベルを付与した。またTwitterは、Trump氏が3日夜に発信した、自身の再選は「大きな勝利に向かって」おり、民主党は「選挙を盗もうとしている」というツイートにも注意喚起のラベルを付与した。Twitterユーザーは、「表示」ボタンをクリックすればそれらのツイートを読むことができるが、その場合は、さまざまな報道機関による情報が示されたページへのリンクも表示される。
Twitterは、Trump氏が3日夜に発した主張の裏付けのないツイートに、「選挙や他の市民行事への参加方法について誤解を招いている可能性があります」という警告文を付与した。Trump氏はその後、記者会見で同じメッセージを繰り返し、選挙に勝利したという誤った主張をした。同氏は根拠を示すことなく、「これは米国民に対する詐欺だ。我が国の恥だ」と述べた。
We are up BIG, but they are trying to STEAL the Election. We will never let them do it. Votes cannot be cast after the Polls are closed!
— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) November 4, 2020
また、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、郵便投票による投票が膨大な数に上ったことから一部の州では集計が遅れており、そうした中でTrump氏は、激戦州での開票に関する最新の結果についてツイートとリツイートで疑問を呈した。Twitterはこれに対しても、同じ警告のラベルを付与した。
Twitterの広報担当者は4日、同社がとった措置について、「市民の清廉性に関する自社のポリシーに準じたもの」と述べ、さらにTwitterはフラグが付与されたツイートに対する「エンゲージメントを厳しく制限」するとした。
一方、FacebookもTrump氏が3日夕方に公開した投稿にラベルを付与し、「郵便投票の集計は数日または数週間続くため、最終結果は初期の開票結果とは異なる可能性がある」と指摘。同社はまた、Trump氏の4日の投稿にも同じラベルを付与した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」