Microsoftは、2021会計年度第1四半期の業績発表カンファレンスコールで、「Microsoft Teams」に関する最新の統計を発表した。最高経営責任者(CEO)のSatya Nadella氏によれば、Teamsの現在のデイリーアクティブユーザーは1億1500万人を超えているという。これは、同社が2020年4月下旬に発表した数字である7500万人と比べ、かなり大きい数字だ。
なお、3月中旬に発表された数字は4400万人だった。ユーザー数が急激に増加した主な理由は、新型コロナウイルスの蔓延で、仕事や勉強をリモートで行わなければならない人が増えたことだ。
Microsoft Teamsの競合サービスであるSlackは、2019年10月以来、最新のデイリーアクティブユーザー数を発表していないが、当時の数字は1200万人だった(Slackは、発表する情報を、有料で利用している顧客数などの別の指標に切り替えている)。Slackはかつて、Microsoftは競合相手ではないと主張したこともあったが、その後の2020年7月に、MicrosoftがTeamsを「Office 365」に違法にバンドルしているとして、欧州連合(EU)で競争法違反だと申し立てている。
Teamsの利用者の多くはビジネス顧客だ。Microsoftは、「Android」版と「iOS」版のTeamsでコンシューマー向けの機能をプレビュー版として順次リリースすると発表している。
Microsoftsの最高財務責任者(CFO)Amy Hood氏は、Microsoft 365とOffice 365に関するその他の統計として、10月27日の業績発表で、既存の有料Office商用版のインストールベースの70%以上がOffice 365のビジネスユーザーであることを明らかにした。
また、Office 365のビジネス向け事業の売上高が21%増加しており、Officeのビジネス向け製品とクラウドサービスの売上高は前年比で9%増加したという。Officeの一般消費者向けの製品とクラウドサービスの売上高は13%増加し、一般消費者向けMicrosoft 365の加入者数も4530万人に増加した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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