トランプ陣営のウェブサイト、一時改ざんされる

Steven Musil (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年10月29日 16時55分

 Donald Trump米大統領の選挙キャンペーンのウェブサイトがハッキングを受けたとみられ、一時的に改ざんされていた。Trump陣営が米国時間10月27日に明らかにした。ソーシャルメディアに共有されたスクリーンショットには改ざんされたサイトの「About」ページが表示されており、「極秘情報に分類される最も内部的な機密の会話」が暴露され、「Trump政権が新型コロナウイルスの発生源に関与していることを証明する」などとするメッセージに置き換えられていることが分かる。

改ざんされたdonaldjtrump.com
Trump大統領の選挙陣営サイトは、一時的に改ざんされていた。

 また改ざんされたサイトには、donaldjtrump.comは「差し押さえられた」「Donald Trump大統領が毎日拡散するフェイクニュースに世界中がうんざりしている」「世界中に真実を伝えるときがきた」などと書かれていた。

 Trump陣営の広報を担当するTim Murtaugh氏は声明で、法執行当局と協力し、攻撃の発信源を調査していると述べた。機密データがリスクにさらされることはなかったという。

 同氏は、「機密情報は実質的にサイトに保存されていないため、リスクにさらされていない」としている。

 改ざんされたページには、仮想通貨(暗号資産)を盗む詐欺とみられる内容も含まれていた。

President Trump
提供:Drew Angerer/Getty Images

 7月には、Barack Obama前米大統領やMicrosoft創業者のBill Gates氏ら著名人のTwitterアカウントがハッカーに乗っ取られ、ビットコイン詐欺のツイートが投稿されるという事件があった。その後、詐欺を仕掛けたとみられる3人は逮捕されている。米司法省によると、犯人はこの詐欺で総計10万ドル相当以上のビットコインを受け取った。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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