「文章」というものは、読んで理解するのに、それなりに時間がかかる。図を見れば、瞬時に分かるような事柄の場合、どれほど分かりやすく書かれた文章でも、図には勝てない。それほど、図解の威力はすごい。図解というと、「絵が描けないし」と尻込みしてしまいがちだが、図解と絵心は関係ない。
本書では、絵心などなくても「図解」できるようになるための方法が、読みやすい対話形式と図解で説明されている。さまざまな場面で、サッと図解できるようになるために、1日目、2日目……と段階を踏んで練習できるようになっているので、「図解ってどうすればいいの?」という、全くの初心者でも取り組んで、そのワザを身につけられる。7日目以降に取り組むようになっている練習問題では、掲載されているURLにアクセスすれば、動画で、図解の過程と解説を見られるので、「そういう感じで描けばいいのか」ということも分かりやすい。
図を駆使できるようになると、他の人と考えを共有しやすくなる上、自分自身の理解も深まる。四角や丸、線といった図形だけでなく、これらを組み合わせた簡単なアイコンも描けるように用意されているので、真似しやすい。練習を重ねるに連れ、図解が楽しくなっていくだろう。
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