「IoT(Internet of Things)」という言葉が使われるようになってからだいぶ経つが、そもそも「IoT」がなんであるのかをきちんと理解しているだろうか。今や技術者だけではなく、モノやサービスに関わるビジネスパーソンならば、その基本的な概念を理解しておくことは、新たなビジネスチャンスを見出すために必須であるようだ。
IoTは「モノのインターネット」と訳されるが、本書のプロローグにも書かれているとおり、「モノのインターネット」と言われると、よけいによく分からない。「モノ」とカタカナで書かれていることにも引っかかる。そんな、モヤッとした疑問に素早く答えてくれるのが本書だ。豊富な図解と例によって、IoTとはどういうことなのか、どのような可能性があるのか、実際に現在使われている事例には何があるのか、といったIoTの概要を分かりやすく教えてくれる。
「身の回りのモノが、すべてインターネットにつながっている」未来を想像すれば、そこにはありとあらゆるビジネスチャンスが潜んでいる。そのビジネスチャンスをつかむには、IoTについて正しく理解した上で、今までの自分の凝り固まった考えを捨てて、周りを見回す必要がありそうだ。
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