バンダイナムコアミューズメントは10月28日、アーケードゲームの新作タイトルとして開発中の「機動戦士ガンダム 戦場の絆II」について、新筐体やバトルシステムの一部など新情報について公開。あわせて、メディア向けの体験会も実施した。
本作は機動戦士ガンダムをテーマとしたアーケードゲームで、リアルなモビルスーツ(MS)操縦体験や、仲間と一緒に戦術を練ってチーム戦を楽しむことができる「機動戦士ガンダム 戦場の絆」の続編タイトルとなっている。
戦場の絆ではドームスクリーン型筐体となっていたが、戦場の絆IIではオープン型筐体に刷新。高精細の43インチフルHDモニターを3枚搭載し、公式設定画を元に1年戦争時のコックピットを再現。そのうえで、これまでと同様にレバーとペダル操作によるMS操縦疑似体験が可能。そのほかボイスチャット機能も搭載している(ヘッドホン・マイクの端子付き、付属ヘッドセットなし)。
プレイにあたって電子マネーでの決済が可能。そしてプレイする場合のエントリーは、ターミナルからも行うことができる。そしてユニークな点として、各筐体(ステーション)にはコイン投入口が搭載されておらず、電子マネーの決済のみ。そのため現金でプレイする場合には、ターミナルからエントリーする形となっている。また、店舗でよく行われている“時間貸し”についても、ターミナルで設定できる機能を搭載しているという。
ゲーム部分について、本作は4対4や6対6に特化したものとし、よりチーム戦を楽しくすることをコンセプトとして開発が進められているという。システム面においては、本作はあらかじめ3機のMSを編成して戦いに挑む「MSデッキシステム」を採用。あらかじめデッキに編成したMSで出撃し、戦いの中で乗り換えることができる。これによって、敵の編成や戦況に応じて、臨機応変にMSを乗り換えて戦うということができるようになっている。
ちなみにMSの乗り換えは、被撃墜時や特定の操作により格納庫へ帰艦することで可能となっている。また帰艦後には、ステージ上空の輸送機からMSで降下するのだが、一定範囲の任意の場所を指定できるほか、降下中の移動操作も可能となっている。
そして、機体カテゴリーごとの特殊アクションを実装。格闘型は、ブーストやジャンプで格闘モーションをキャンセルできる「ブーストキャンセル」。近距離型は、敵の攻撃を一定量防ぐことが可能なシールドを構えることができる「シールド」。射撃型は、連続でタイミングよく射撃を行うことで連射が可能となる「ジャストショット」。砲撃型は、仰角を調整し砲撃の発射角度を変えることができる「仰角調整」。それぞれにカテゴリーごとの強みを引き出すアクションにより、新たな攻防の読みあいと駆け引きが楽しめるとしている。
また、所持しているMSごとに、武装や機体カラーを個別にカスタマイズが可能となっている。これまではMSごとに装備できる武装は決まっていたが、本作では武装ごとに装備できるMSを設定するため、「武装を誰に持たせるか」というところをカスタマイズする楽しさもあるとしている。
体験会では、実際に新筐体に乗り込んでプレイすることができた。もっとも筆者は戦場の絆について、稼働初期に数回プレイした記憶があるという程度なので、事実上初めてプレイしたと言ってもいいぐらいの状態。そして「戦場の絆といえばドームスクリーン型筐体」というイメージは強く残っていたので、紹介された新筐体がオープン型であったことに驚いたのが正直なところ。それでも実際に乗り込んで操作すると、視界いっぱいに広がる景色が壮観であったこと、そしてモニター3枚が垂直ではなく、プレーヤー側に傾いているため、“包まれている”という感覚はあった。また、静かな会場だったということもあるのだが、音についても強く響いてくる感覚があり、なおのこと周囲を気にしなくなるぐらい臨場感があると思えたところだ。
実際の対戦などは行っていないこともあり、前作との比較やゲームとしての面白さについては言及できないが、MSに乗り込んで操作することの迫力は感じられる、それが伝わる筐体になっていると感じている。またオープン型になったことで、外側からプレーヤーの状況がわかりやすい、迫力ある映像を伝えやすいというのもメリットだと考えられる。ゲームとして未知数な部分も多いが、筐体に関してはポジティブにとらえられると感じられた次第だ。
なお新筐体や新たなバトルシステムについて紹介した第1弾PVを公開。さらに、2種類あるキービジュアルもあわせて公開している。
※掲載している画像やシステムは開発中のものとなっている。
(C)創通・サンライズ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」