ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、次世代ゲーム機「PlayStation 5(PS5)」をオンラインでプレイする場合に嫌がらせを報告できる方法を追加する。10月14日に始まった「PlayStation 4(PS4)」のソフトウェアアップデートによると、ボイスチャットの録音をモデレーション審査のために同社に送信できるようになるという。
「パーティーの安全について」という通知には、次のように書かれている。「パーティーのボイスチャットは録音され、他のユーザーが報告に使用することがあります。ボイスチャットに参加することにより、あなたはご自身の声が録音されることに同意したものとみなされます」
これに加えて、ユーザーがパーティーを作成すると表示されるポップアップにより、ソニーがチャットを聞くようになるとの懸念が一部で生じたため、同社はPlayStation Blogでこの件について説明した。
ソニーはブログで次のように述べた。「PlayStation 5では、ユーザーの皆さんがモデレーション審査用に、ボイスチャットの録音をSIEに送信できる機能がご利用いただけます。現在PlayStation 4上で皆さんにお届けしている通知は、PS5発売後にPS4ユーザーがPS5ユーザーとのボイスチャットに参加した際、PS5ユーザー側が録音したボイスチャットをSIEに送信される可能性があるということをお知らせするものです」
したがって、一見したところでは、必ずしもプライバシーの侵害とは言えないように思われる。PS5では、複数のプレイヤーで遊んでいて他のゲーマーのコメントが限度を超えた場合、ソニーに報告できるようになるというだけだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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