地面は石だらけで、でこぼこだ。通路には、かつて貴金属の輸送に使われた古くて錆びたレールが敷かれている。ほとんどの車輪付きロボットは、このような凸凹のある地面を進むのに苦労するはずだが、「Spot」にとっては朝飯前である。
「これは世界で最も先進的なロボットの1つだ」。Hao Zhang氏は、筆者にそう話してくれた。Zhang氏はコロラド鉱山大学の助教授を務めており、学部が所有するBoston Dynamics製の新しい犬型ロボットをテストするため、コロラド州デンバー郊外のエドガー鉱山を訪れていた。コロラド鉱山大学は、6月に発売された犬型四足歩行ロボットSpotを早々に購入した顧客の1つだ。
Zhang氏が取り組んでいるロボット工学の研究は主に、崩落した鉱山での生存者の捜索や核施設の調査など、ロボットが人間に代わって危険な作業に従事する方法を探ることである。
「Spotにはとても感心した」「私は10年以上前からロボットに携わっているが、これほど設計が優れていて、使い始めからすぐに多くのことをこなせるロボットは見たことがない」(Zhang氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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