「Office 2010」と「Office 2016 for Mac」のサポートが米国時間10月13日に終了した。同日付けの月例セキュリティパッチ(Patch Tuesday)をもって、Microsoftはこれらの製品向けのセキュリティ更新、バグ修正、およびテクニカルサポートの提供を終了する。Office 2010とOffice 2016 for Macは以降も引き続き使用できるが、正式なサポートは受けられなくなる。
Microsoftは、2つのOfficeバージョンのサポートが13日に終了することをMacユーザーに通知しただけでなく、「Office 2016」「Office 2019」、または「Microsoft 365」アプリ群(以前の「Office 365」アプリ群)に移行してOffice 365のバックエンドサービスに接続することも繰り返し推奨している。Microsoftは、古いOfficeクライアントのユーザーに対して、Microsoft 365/Office 365サービスへの接続をブロックすることはしないと述べた。ただし、そうしたユーザーは、最新の機能アップデートおよび修正を全て利用できるわけではないという。
ビジネスユーザーがOffice 365のバックエンドサービスにアクセスするには、メインストリームサポートの「Office 365 Pro Plus」かOffice 2019クライアントが必要になるとMicrosoftは2018年2月に発表した。しかし、顧客からのフィードバックを受けて、2018年9月にポリシーを変更し、ユーザーが2023年10月までOffice 2016でOffice 365サービスを使用し続けることを認めた。
その他の把握しておくべきOfficeのサポート期限は以下の通り。
Microsoftは、Officeデスクトップクライアントの新しい非サブスクリプション版(永続版)のWindows版とMac版を2021年後半に提供することを先頃明かした。Microsoftが過去の命名規則に踏襲した場合、これらの新しい永続版Officeクライアントは「Office 2022」という名称になる可能性が高い。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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