「Proud Boys」という言葉が先週末、まったく新しい意味を獲得した。ゲイの人たちが「#ProudBoys」のハッシュタグを使い、愛と受容のメッセージをTwitterに多数投稿したのだ。LGBTQIのプライドを称賛するこの行動は、Proud Boysを名乗る極右グループの声を追いやろうとするものだ。同グループの名は、先ごろ開催された第1回の米大統領選討論会でDonald Trump大統領が言及したことで話題になっていた。
ゲイであることを公表しているフロリダ州下院議員のCarlos G. Smith氏は、「このハッシュタグを、愛とポジティブさと真のプライドの画像に置き換えよう」とツイートした。
.@JerickFL and I are joining thousands of gay men on social media to reclaim #ProudBoys from white supremacists and bigoted neo-nazis. Let’s replace the hashtag with images of love, positivity, and true PRIDE! Your two favorite #ProudBoys are here standing by, ready to VOTE! pic.twitter.com/8k8iUlfFFx
— Rep. Carlos G Smith (@CarlosGSmith) October 4, 2020
トレンドになったこのハッシュタグを付けた多くのツイートには、何年も、あるいは何十年も連れ添ってきたカップルの画像が掲載されている。結婚式や子どもたちとの写真、プライドパレードで行進するところ、愛し合う幸せそうな姿などだ。
「夫と私と生まれたばかりの娘。今は幼稚園児。私たちこそが#proudboysだ」と、Joseph Bissell-Maynardさんはツイートしている。
My husband and I with our newborn daughter. Now she’s in Kindergarten. We’re truly #proudboys pic.twitter.com/Xwiy8Tg9OY
— Joseph Bissell-Maynard (@jbissell2) October 4, 2020
Joel Flintさんは「20年ともにいる。#ProudBoys ゲイであることは誇りだ!ヘイトは誇れない」とのコメントを添えた。
Twenty years together. #ProudBoys Proud to be Gay! Not Proud of Hate. pic.twitter.com/3Gy5Hd8B1e
— Joel Flint (@FlintJoel) October 4, 2020
今回のハッシュタグ乗っ取りは、「スター・トレック」シリーズで知られる俳優のGeorge Takeiさんの発言から始まったとみられる。Takei氏は米国時間10月1日、ゲイの男性たちがソーシャルメディアで自らを#ProudBoysとタグ付けしたらどうなるだろうかと問いかけた。
「ゲイ男性が、お互いにいちゃついたり、とてもゲイらしいことをしたりしている自分たちの写真を撮り、#ProudBoysとタグ付けしたらどうなるだろう。向こうはひどく混乱するに違いない」とTakeiさんはツイートした。
I wonder if the BTS and TikTok kids can help LGBTs with this. What if gay guys took pictures of themselves making out with each other or doing very gay things, then tagged themselves with #ProudBoys. I bet it would mess them up real bad. #ReclaimingMyShine
— George Takei (@GeorgeTakei) October 1, 2020
公民権団体の南部貧困法律センター(SPLC)によると、大統領選討論会で言及されたProud Boysは「『西洋優越主義者』を自称して、人種差別的な『オルトライト』とのつながりを断固として否定しており、自分たちは『反ポリティカルコレクトネス』と『反ホワイトギルト(白人の罪)』のアジェンダを広める友好の会にすぎないと主張している」という。しかし、2016年に設立されたこのグループは過激派と手を結んでおり、反イスラム教や女性蔑視の発言で知られるとSPLCは述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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