サイト多言語化サービス「WOVN.io」、企業が保有する内部データも多言語化できるように

 サイト多言語化サービス「WOVN.io」を運営するWovn Technologiesは10月1日、さまざまな外部機能との連携を可能とする「WOVN.api」をリリースしたと発表した。

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 これまで、同社が提供するウェブ多言語化ソリューションであるWOVN.ioでは、主にHTMLでテキスト化された情報を翻訳してきたが、WOVN.apiのリリースにより、HTML化されていない情報の多言語対応が可能となった。また、WOVN.apiのインターフェースを通じて授受されるデータに対して、WOVNの多言語化のコア機能と連携することで、WOVN.ioがもつサービスも合わせて利用できるという。

 連携の第1弾として、ナビプラスの「NaviPlusサーチ」と連携する。NaviPlusサーチは、高い検索精度や優れた検索ユーザビリティなどが特徴のSaaS型のサイト内検索エンジン。NaviPlusシリーズのサービス間でアイテム情報や行動履歴情報の相互連携もでき、レコメンドやリタゲメールを手間をかけずにスムーズに導入できるという。

 今回の連携により、同社のソリューションはウェブサイト・アプリの多言語化に加え、企業が保有する内部データも容易に多言語化して管理できるようになる。また、内部データの多言語化により、これまで難しかった、多言語キーワードを用いたサイト内検索が可能となった。

企業が保有する検索対象データを、WOVN.apiを通じて翻訳可能
企業が保有する検索対象データを、WOVN.apiを通じて翻訳可能

 Wovn Technologiesによると、コロナ禍において、世界のEC購入額は年初と比較して約30%程増加しているという。また、多くの業界では、従来の店舗対応を中心とした対応から、非接触型であるEC購入のインフラを一層強化している。コロナの影響による新しい生活様式に対応するためにも、オンライン化・デジタル化の推進は不可避な状況であり、同時に海外にも目を向け、越境ECや海外向けウェブサービスに力を入れる企業もより一層増えると見込んでいる。

 しかし、ウェブサイトにおいては、日本国内の商品名などを把握していない外国人が日本語で商品を検索することはハードルが高く、複雑な多言語システムを構築しない限り、海外からの来訪者に満足なサービスを提供できない状況にあると指摘する。

 そこで、今回WOVN.apiとNaviPlusサーチを連携。企業が保有する検索対象データをWOVN.apiを通じて翻訳可能になったことから、企業は言語別の検索データベースを構築しなくても、容易・迅速に多言語でのサイト内検索が可能になるとしている。また、WOVN.apiの管理画面を通じて、翻訳結果の修正にも対応するという。

WOVN.apiの管理画面を通じて翻訳結果を簡単に修正可能
WOVN.apiの管理画面を通じて翻訳結果を簡単に修正可能

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