ウェブサイト・アプリ多言語化サービス「WOVN.io」を提供するWovn Technologiesは6月5日、Eight Roads Ventures Japan、NTTファイナンス、オプトベンチャーズなどを引受先とする第三者割当増資と、銀行などからの融資を併せて、総額約14億円の資金を調達したと発表した。同社の累計調達額は約20億円となる。
WOVN.ioは、ウェブサイトやアプリを最大40カ国語に多言語化する翻訳ソリューション。大手企業をはじめ1万5000サイトへの導入実績があるという。同サービスは既存のウェブサイト・アプリに後付けできるため、多言語化に必要なシステム開発やサイト運用、翻訳にかかる不要なコストと人的リソースを削減できるという特徴がある。
同社では、今回調達した資金をビジネスの加速とプロダクトの機能強化に投資するとしている。具体的には、企業の海外戦略を成功へと導く専任サポーターの強化、大規模サイト用の機能開発、人工知能AIによる翻訳の最適化の研究などを進めるという。
なお同社は、5月21日にJR東日本ネットステーション(JRNets)との提携を発表している。JR東日本グループにおける外国人利用客のさらなる利便性向上を目的としており、同グループのウェブサイトやIoTなどを多言語化していく。第1弾として、JR 東日本ウォータービジネスが運営する「acure(アキュア)」公式サイトを4言語(英語・中国語(簡体字・繁体字)・韓国語)に対応させた。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」