新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策に有効だとして、街にはマスク姿の人があふれている。そうした状況で気づいたのは、マスクで口元が隠されると、コミュニケーションが意外と難しくなることだ。口が見えなくなる影響なのか、話し手の意図をとりかねることが増えた。
そこで、LEDマトリクス表示で口の動きを表現したり、絵文字などで気持ちを伝えたりできるマスク「JabberMask」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
JabberMaskは、6×6ドット表示または8×8ドット表示のLEDが組み込まれたマスク。装着した状態で話すと、内蔵マイクが声を拾い、その声に応じてLED表示が変化する。LEDの光り方で口の動きが表現されるため、マスクを着けたままでも口元が見えるように感じる。絵文字に対応しており、舌を鳴らしたら笑顔の口元を表示する、といった機能も備える。
上位モデルの「JabberMask Pro」にはスマートフォン用アプリが用意されていて、絵文字や表示する文字の設定、LEDの輝度調整などが可能。さらに、絵文字表示などを手元で制御できるリモコンが付属する。
マスクはコットン製で、LEDなどが取り付けられた部分から取り外して洗える。電源は、俗に単6形と呼ばれるAAAAタイプの電池4本。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月10日まで。記事執筆時点(日本時間9月25日14時)でキャンペーン期間は15日残っているが、すでに目標金額5万ドル(約526万9000円)を上回る約5万9000ドル(約621万7000円)の資金を集めている。
JabberMaskの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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