すむたすは9月24日、家の売却価格を知ってから不動産会社を選べる不動産テックサービス「ウレタ」の提供を開始した。家の売却時に「高く売る」仲介価格と「すぐ売る」買取価格をAIが同時に算出する。
すむたすは、家をすぐ売りたい人向けに、AIが算出した買取価格を元に最短2日で中古マンションを買い取る国内初のアイバイヤーサービス「すむたす買取」や手数料完全無料でリノベーションマンションを購入できるマンション販売サイト「すむたす直販」などのサービスを提供し、不動産業界のDXを推進。今回、ウレタをリリースすることで、仲介×売却カテゴリのDXを進める。
「家の売却は、電話やFAXを使ってやりとりし、契約や査定は対面で実施する。DXからは程遠いのが現状。この部分にもっとも危機感をもっていた」とすむたす 代表取締役の角高広氏はウレタの開発背景を話す。
ウレタは、売却したいマンションの名前、郵便番号、広さなど7つの情報を入力すると、高く売却した場合の買取予想価格とすぐに売却する場合の買取価格を知ることができるサービス。「価格を知ってから売却する依頼先を選べる」(角氏)ことが今までにない特徴だ。
サービス利用時に個人情報を入力する必要はなく、不動産会社から営業の連絡がくるといったことも避けられる。すぐに売却する場合は最短2日で入金される。
価格はAIと社内のプロフェッショナルな知識を持つチームが査定し、売却の依頼先を一覧として提示。「大手の不動産会社よりも、地元密着型の会社を掲載している」(角氏)と、物件が所在する地域に詳しい仲介会社をピックアップしているという。
同日からサービスを開始しており、ユーザー側の利用は無料。仲介会社が参加費用をとる形で運営しているという。現在、東京23区にあるマンションをカバーしており、今後は東京全域のほか、埼玉、千葉、神奈川エリアへと順次拡大していく予定だ。すでに仲介会社50社以上が参画しており、2022年3月末までに参画企業300社、売却成約件数600件を目指す。
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