Facebookは、米大統領選挙で起こるかもしれない大混乱に備えている。Facebookで国際問題などを扱う部門を率いるNick Clegg氏が、米国時間9月22日に掲載されたFinancial Times(FT)のインタビュー記事の中で、11月の選挙の結果「極度の混乱や、さらに悪化して暴力的な状況」が生じた場合に備え、「緊急オプション」を用意することを明らかにした。
Clegg氏は記事の中で、Facebookが米国で実行する可能性がある手段の具体的内容を明かさなかったが、同社がこれまで世界各地で、社会不安の際にコンテンツを制限する「例外的措置」をとってきたと述べた。
The New York Timesの報道によると、FacebookはDonald Trump大統領が同社プラットフォームを利用して選挙結果の正当性に疑問を呈した場合に備え、対策に取り組んでいるという。FTは匿名の情報筋の話として、Facebookは約70通りの選挙シナリオを検討してきたと報じた。FTに対するClegg氏の話によると、Facebookはバーチャル作戦室も準備し、そこから不審な活動を監視したり、検証された結果を投票者向け情報ハブで更新したりする予定だという。
同社は既に、投票に関する一部の投稿にラベルを付けるなど、選挙に関する偽情報の拡散を抑えるために複数の対策を講じている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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