Facebookは米国時間9月3日、11月の米大統領選を前に、同社プラットフォーム上の偽情報を排除するためのさらなる対策を講じると発表した。
同社は大統領選前の1週間は新しい政治広告の受け入れを停止するとともに、投票に参加すると新型コロナウイルスに感染すると主張する投稿を削除する。さらに、選挙結果の合法性を否定したり不正選挙を主張したりするコンテンツにラベルを付ける。正式な選挙結果が出る前に勝利宣言しようとする候補者や選挙陣営の投稿にもラベルを付け、公式な選挙結果を確認するようユーザーに促すという。
また、メッセージアプリ「Messenger」に転送制限を導入した。メッセージを1度に転送できる相手を5人または5グループまでに制限する。「混乱を引き起こしたり、不確実性の種をまいたりしようとする意図的な行為や、正確な情報を不注意に損なう行為を阻止するため」としている。
Cambridge Analyticaのスキャンダルによって損なわれたユーザーの信頼を取り戻し、同社のプラットフォームが2016年の米大統領選の時からロシアのプロパガンダ拡散手段として利用されているという懸念を払しょくすることは、Facebookにとって積年の取り組みとなっており、今回の発表もその一環だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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