Facebookは米国時間9月17日、Facebookグループの安全性を高めるための新たな対策を発表した。その一環として、規則に違反したユーザーが新しいグループを簡単には作成できないようにする。この動きの背景には、ヘイトスピーチを禁じる規則の強化が不十分で、不快なコンテンツへの対応が後手に回っているとして、人権団体や著名人、広告主だけでなく、Facebookの従業員までもが同社を批判している現状がある。
Facebookはすでに、グループの管理者に対し、サイトの規則に違反したとして同社が削除したグループと似たようなグループを新規に作成することを禁じている。今後、削除されたグループの管理者は、類似のトピックに関するグループだけでなく、いかなるグループもしばらくの間は作成できなくなる。
Facebookの規則に少しでも違反したユーザーは30日間、新たな投稿について管理者またはモデレーターから承認を得る必要がある。管理者またはモデレーターがFacebookの規則に違反する投稿を繰り返し承認した場合は、グループが削除される。
オンライン空間の監督に当たる管理者を置いていないグループは、アーカイブ化される。つまり、ユーザーは引き続きコンテンツを閲覧できるが、グループへの新規投稿はできなくなる。
また、健康関連のグループは「おすすめ」に表示されなくなる。関連するトピックについて検索することは今後も可能だ。健康関連の偽情報、特にワクチンに関するものは、新型コロナウイルスの感染が拡大してからさらに大きな懸念となっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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