セーフィーは9月17日、クラウド顔認証入退室「Safie Entrance(セーフィー エントランス)」の提供開始を発表した。
Safie Entranceは、タブレット端末に顔をかざすだけで、あらかじめ登録されている顔情報を元に、クラウド上でリアルタイムに顔認証し、ドアコントローラの設置されたドアの、解錠・施錠をするというもの。
クラウド上に情報を集約管理し、顔情報のデータベース登録・管理、および認証を行なっているため、登録した拠点だけではなく、別の拠点で解錠したい場合も管理画面上から操作が可能。複数の拠点の入退室情報をリアルタイムに一括管理でき、扉単位、ユーザー単位での制限設定も可能だ。
各種データはすべてクラウド上に保存されており、通信には最新の暗号化技術を採用。本人になりすましての入退室防止に加え、クラウドでの顔認証が高速なため、立ち止まることなくウォークスルーでの入退室を可能としている。
入退室記録はCSVデータでダウンロードし、勤怠管理システムに取り込むことができる。キーレスで管理ができるため、新たな物理キーの発行や紛失対応は不要で、顔データの追加および削除などの作業も、管理画面上から手続きできる。
セーフィーでは、ドアノブノないタイプの扉でも、タブレットに顔をかざすだけで入退室ができるので、新型コロナウイルスなどの感染症予防対策としても活用できるとしている。
Safie Entrance利用には、ドアコントローラ3万9800円からと、iPad端末4万3800円からの初期費用と別途工事費に加え、月額利用料として、認証用アプリケーション2000円(端末ごと)と、利用顔数100顔あたり6000円が必要となる。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス