ソニーは9月10日、環境技術に特化したベンチャー育成を目的にした、コーポレートベンチャーキャピタル「Sony Innovation Fund:Environment」を創設したと発表した。新しい環境技術を育成する取り組みとして実施する。
ソニーでは、2016年7月にSony Innovation Fundを設立し、シードからアーリーステージにあるスタートアップ企業を対象とした投資活動を実施。加えて、2019年3月には大和キャピタル・ホールディングスと合弁会社「Innovation Growth Ventures株式会社」を設立。より規模を拡大した共同ファンドInnovation Growth FundⅠL.P.を組成し、ミドルからレイターステージにあるベンチャー企業への投資活動を推進している。
今回、Sony Innovation Fund:Environmentを立ち上げることで、環境技術に特化したベンチャーの育成を推進していく方針。ソニーでは事業活動と製品のライフサイクルを通して、2050年までに「環境負荷ゼロ」の達成を長期的ビジョンとして掲げており、今後は、技術や事業により地球環境にプラスの効果を与えるような活動も始める計画。その一環としてとして取り組んでいくとしている。
世界的な環境課題である、気候変動、資源、化学物質、生物多様性の改善などに貢献する技術開発に取り組んでいる企業を対象とした投資ファンドで、シードからアーリーステージのスタートアップ企業が対象になる。ファンド規模10億円で開始し、長期視点で、地球環境への貢献と投資リターンの両立を目指す。
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