KDDI×豊島区、アプリで区民の健康・受診行動を支援

 KDDIは9月7日、東京都豊島区と、東京都が主催する「令和2年度 東京都次世代ウェルネスソリューションの構築事業」(都公募事業)へと共同参画すると発表した。期間は、11月下旬〜2021年2月26日。

 都公募事業では、「デジタル技術を活用した高齢者・現役世代向け健康増進」をテーマに、同社と豊島区が連携。区主催の区民向け保健事業の一環として、PHR (Personal Health Record) データの収集や、歩数に応じたさまざまなインセンティブの提供、健康診断結果に基づく生活習慣病リスク予測の提示などが可能な健康管理アプリ「ポケットヘルスケア」を提供し、区民の健康行動や受診行動を支援する。

 さらに、同アプリで区民向けに健康イベントなどの情報を配信しイベントへの参加を促すことにより、独居高齢者などの社会的孤立の抑制・改善を目指すという。

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 同アプリでは、歩数・体重・脈拍などの「健康データ」の管理機能や、健康データと健康診断・採血検査の結果データをもとに生活習慣病の発症リスク度を提示する「健康スコア」、利用者が自覚症状を複数の質問に回答することで適切な受診先を提示する「AI受診相談」、近隣の医療機関情報を提示する「医療機関検索」の機能などをパートナー企業と連携して提供する。これにより、日頃の健康管理が同アプリひとつで可能になるのが特徴。

 また、2021年4月以降の商用提供時には、パートナー企業と連携し、オンライン診療・オンライン服薬指導などの機能追加していく予定だという。

 なお、豊島区が主催する健康保健事業・地域イベントの実施効果や参加状況を分析し、内容の改善・更新を実施。さらには、アプリの利用実績を分析し、都内の他区市町村への展開もあわせて検討。都民全体の医療費の適正化や健康指標の改善に寄与していく。


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