米Amazonが外国からの植物の販売を禁じたと報じられている。この夏、注文した覚えのない怪しい種子を配達される人が米国で続出したことを受けたもの。それらの多くには中国の消印が押されていた。
The Wall Street Journal(WSJ)によると、この改定は米国時間9月3日に発効したという。この点についてAmazonに確認したが、現時点で回答は得られていない。WSJは、Amazonがこの改定に合わせて、販売者向けの規約も改定したと報じている。Amazonは外国の種子の販売者に規約改定についてメールを送ったとされ、そのメールの中でこの改定について、「顧客保護と、顧客体験の向上への取り組みの一環」と説明したという。
The New York Timesによると、7月下旬の時点で27州以上の当局が住民に対し、注文した覚えのない種子が中国から届いたら報告するよう呼び掛けていた。
米農務省も、注文した覚えのない種子が配達された場合、直ちに州の植物規制当局か、同省の動植物検疫所(APHIS)に連絡するよう求めている。
農務省は8月、「現在、農務省は受け取り主から種子の入ったパッケージを集めており、中身を確認して米国の農業や環境に悪影響を及ぼす懸念がないかを判断する予定だ」とプレスリリースで述べ、「出所不明の種を植えてはいけない」と警告した。
リリースは以下のように続く。「現時点で、われわれはこれらの種子が、『ブラッシング詐欺』ではないことを示すいかなる証拠も発見していない。ブラッシング詐欺とは、売り上げを増やすために偽のレビューを投稿したい販売者が、注文されてもいない商品を送り付けるというものだ」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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