Microsoftは、コラボレーションツール「Microsoft Teams」の新機能を明らかにした。会議主催者向けの新しい「Spotlight」機能、会議録画用ストレージオプションの強化、新しいTeamsデバイスオプションなどが予定されている。
同社はTeamsの会議機能を強化しており、49人の参加者を画面上に一覧表示する機能、無料のTeamsユーザーがビデオ会議を作成できる新アカウント、より多くのカスタム背景など、さまざまな機能を提供している。
新しい「Together Mode」機能もある。Microsoftはこの機能をNBAの試合で披露しており、高さ17フィート(約5.2m)の画面にリモートのファンを表示して、スタンドにバーチャルな観衆を作り出している。
8月の機能更新では、これらの機能ほど画期的なものではないが、企業ユーザーがビデオ会議とそれによって生成されるデータをより細かく制御するのに役立つはずだ。
新しいSpotlight機能を使用すると、会議の主催者と発表者は、自分の動画を全ての会議参加者のメインビューとして固定できる。
Microsoftはブログ記事で、「これは、発表者が会議中に参加者に表示されるメインビデオフィードを制御するのに役立つ」と述べている。
この機能は「Pin participant」(参加者をピン留め)よりも細かい管理機能を主催者に提供する。Pin participantでは、自分のビューにビデオフィードをピン留めすることしかできず、他の全ての参加者のビューは制御できないからだ。Spotlightは「今後数カ月」以内に提供される予定である。
Teamsの管理者は会議録画用ストレージに関して、より多くのオプションを利用できるようになる。「Microsoft Stream」が提供されていない国にTeamsのデータを保存しているユーザーに対して、Teamsの会議録画機能は無効化されている。しかし、Streamの「データ保管場所」がまだ提供されていない国でも会議録画機能を有効化できる新しい管理者向け設定が提供される。
この設定を有効にすると、Teams会議の録画データはユーザーの地域に最も近いデータセンターに保存されるようになる。ドイツや中国など、Streamがまだデータをホストしていない地域もある。
さらに、リアルタイムプレゼンスの機能も追加されており、他のユーザーに連絡を取れる状況かどうかを確認できるようになっている。また、ミーティングポリシーがアップデートされ、IT管理者が「Teams Meetings」で動画を管理する手段をよりコントロールできるようになった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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