emolは9月1日、同社が提供する「emol」アプリを用いて、第一生命保険と共同でAIがユーザーを理解し商品をレコメンドするデジタルトランスフォーメーションの実証実験を9月7日より開始すると発表した。
実験期間は11月30日まで。対象となる商品は、「ジャスト 就業不能保険 (無解約返還金) (2019)」「ジャスト 特定状態定期保険 (アシストワイド)」「ジャスト 認知症保険 (無解約返還金) (2019)」「こども学資保険 (2018)」「個人年金保険 (2018)『しあわせ物語』」の5種。
emolは、AIとの対話により悩みを明確にして、解決へ導くメンタルセルフケアアプリ。フリーテキストにより考えや悩みを自由に入力する「能動型会話」と、選択肢による具体的な会話を収束する「受動型会話」を目的や状況に合わせて変更する「ハイブリッド型会話」により、自然なコミュニケーション体験を実現した。
同社によると、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受け、店頭などにおけるオフラインでの購買活動が制限され、購買活動のオンラインシフトに注目が集まっているという。
そこで同実験では、利用者のニーズに応じたカスタマイズが必要とされる保険商品の特性に対し、メンタルや悩みに関することを引き出すemol AIによるコミュニケーションを用いて適切な商品レコメンドの実現を目指す。
第一生命保険は、「会話によってお客様のメンタルをケアするというemolの価値と、『保険』という機能を組み合わせることで、さらにお客様に安心を届けるお手伝いができるのではないかと思い、実証実験としてスタートすることになった。アプリ自体の魅力を損なわないよう、あくまでお客様がご希望される場合に限り情報をご提供するという点にこだわった」としている。
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