筆者が40年前に初めて触れたコンピューターと比べ、現在のPCは隔世の感がある。処理能力、記憶容量、通信速度など、文字通り桁違いに高性能だ。しかし、2進数の論理演算で動くという根本的な原理は、まったく変わっていない。
そこで、コンピューターの動作原理を学ぶのに最適な、バイナリコードを入力して直接プログラミングできるマイコン搭載定規「Digirule 2U」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Digirule 2Uは、長さ20cmある定規の表面に、8ビットのマイコンと周辺回路、ボタン、LEDなどを実装したデバイス。ボタンを使ってバイナリコード入力することで、プログラミングとプログラム実行が可能。
USBポートを介して外部モニターに接続すると、デバッグモニターが使える。キーボードを使えば、コード入力やデバッグもやりやすくなるだろう。さらに、アセンブラーも搭載しており、アセンブリ言語によるプログラミングも可能。USBポートは、PCやほかのDigirule 2Uとのデータ交換ができる。
プログラム保存用に、256バイトの不揮発性メモリスロットを8本備えている。データバスおよびアドレスバスは、いずれも8ビット。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月17日まで。記事執筆時点(日本時間8月31日16時)でキャンペーン期間は16日残っているが、すでに目標金額5000オーストラリアドル(約38万8000円)の3倍を上回る約1万7000オーストラリアドル(約131万9000円)の資金を集めている。
Digirule 2Uの紹介ビデオ(出典:Kickstarter)
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