スイッチエデュケーションは、英国でプログラミング教育用として無償配布されたマイクロコンピュータ「micro:bit(マイクロビット)」を、8月5日より日本で販売すると発表した。税込み販売価格は2160円の予定。同社のほか、オデッセイコミュニケーションズも販売代理店となる。
マイクロビットは、英国の公共放送局であるBBCが中心となって開発した超小型コンピュータ。4×5cmという小さなプリント基板にプロセッサのほか、25個の表示用LED、2個のボタン、加速度センサ、磁気センサなどを搭載し、ロボットの頭脳や音楽再生デバイスなどさまざまな機器の開発に利用できる。Bluetoothにも対応しており、ほかのデバイスと無線通信したりインターネット接続したりすることも可能。
マイクロビット事業の運営は、Micro:bit Educational Foundation(マイクロビット財団)が担当。BBCのほか英国工学技術学会(IET)、英国文化振興会(British Council)、ARM、Microsoft、Amazon.com、Samsung Electronicsなどがパートナーとして参画し、活動を支援している。
マイクロビットの日本発売に合わせ、マイクロビット財団は公式ウェブサイトを日本語でも提供していく。また、マイクロビット用オンラインプログラミング環境は日本語化済み。
マイクロビット財団は、2020年までに日本の子どもたち30万人へマイクロビットを届ける計画。英国では2015年、約100万人いた11歳から12歳(7年生)の子ども全員にマイクロビットを無償配布し、学校の授業で活用している。
なお、東京ビッグサイトで開催される物作り関連イベント「Maker Faire Tokyo 2017」の基調講演とパネルディスカッションに、マイクロビット財団の最高経営責任者(CEO)を務めるZach Shelby氏が登壇する。
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