VRイベント「Facebook Connect」、9月16日に開催へ--「Oculus Connect」から改称

Scott Stein (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年08月26日 09時09分

 Facebookの拡張現実(AR)と仮想現実(VR)の事業が、これまでよりもはるかにFacebookのものらしい名称になる。同社は年次カンファレンス「Oculus Connect」を「Facebook Connect」に改称し、米国時間9月16日に無料のオンラインイベントとして開催すると発表した。より広範なAR/VR体験を網羅したものになる予定だ。FacebookのAR/VR事業を統括するAndrew Bosworth氏の投稿によると、同社はAR/VR事業部門の名称も「Facebook Reality Labs(FRL)」に正式に変更したという。

Facebook Connectのロゴ
Facebook Connectのロゴ
提供:Facebook

 FRLはこれまで、次世代のAR/VR研究に特化した部門の名称として使われていた。今回の改称は、FacebookのAR/VR技術の幅広さを表すためのものだ。それはビデオ通話デバイス「Facebook Portal」やInstagramのARエフェクト「Spark AR」にまで及ぶ。

 Facebookは、2014年にOculusを買収して以来、このVR部門を徐々に変革してきた。買収とともに移籍してきたOculusの主要幹部のほとんどが同部門を去っている。Facebook Connectへの改称は、この変革のさらなるステップのようだ。

 最高経営責任者(CEO)のMark Zuckerberg氏は2019年に既に、FacebookにおけるAR/VR統合に向けた明確な計画を打ち出している。その一方で同社は、「Oculus Quest」に注力し、ハンドトラッキングなどの新しい技術の導入を検討している。

2019年のOculus Connectを前に、Facebook本社でハンドトラッキングを試す筆者
2019年のOculus Connectを前に、Facebook本社でハンドトラッキングを試す筆者
提供:James Martin/CNET

 同社によると、Oculusの名称は製品やサービスの名称として残るという。例えばOculus Questや「Oculus Rift」などだ。しかし、新たなVRサービス「Facebook Horizon」は既にOculusの名称を離れており、Facebookがいつまでこのブランドを維持するかは不透明だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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