民泊仲介サービスのAirbnbは米国時間8月20日、同社が仲介する世界中の宿泊施設を対象とするパーティー禁止規則を導入した。あらゆる種類のパーティーやイベントを禁止し、宿泊人数を16人までに制限する。新型コロナウイルスの感染拡大で公共衛生上の懸念が続いていることに対応する措置だという。同社は前日に、新規株式公開(IPO)の申請書類を提出したばかり。
この規則は、今後のすべての予約に適用され、同社からの新たな通知がない限り有効となる。バーやクラブなどの場所に公衆衛生上の規制が課される中で、同社のプラットフォームで借りた民泊施設でそうした類の集まりを開く人がいるという。
Airbnbは発表の中で、「そうした行為は非常に無責任だと考えている。同社はそのような商売を求めておらず、そうした行為に参加する人やそうした行為を許可する人は、当社のプラットフォームにはそぐわない。このような判断に基づき、パーティーやイベントを世界的に禁止することが、公衆衛生にとって最善の策だと考える」と述べた。
同社は2019年に大規模な「パーティーハウス」を禁止したが、誕生日会やベビーシャワーなどの小規模な集まりについては、自宅や近隣において適切かどうかの判断をホストにゆだねていた。新型コロナウイルスの感染拡大を抑えるための公衆衛生上の規制が設けられたときに、同社のプラットフォームから「イベントに適した施設」の検索フィルターを削除し、すべてのユーザーに地域の法律に従うことを求めたという。
今回「シンプルでグローバルな規則」を設けることが、既にパーティーを禁止している大多数のホストをさらに支援することになると、同社は説明した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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