Instagramは米国時間8月19日、おすすめの投稿を表示する機能を追加したことを明らかにした。フォローしているアカウントに基づいて、フィードの下の方に「おすすめ投稿」が掲載される。ユーザーが興味を持つような投稿を見つけやすくする狙いだ。
全世界のInstagramユーザーは、フォローしたアカウントの最近の投稿をスクロールして全て見終わると、「コンテンツは以上です」というメッセージの下におすすめ投稿を目にすることになる。例えば、宇宙に関係したアカウントと食べ物に関係したアカウントをフォローしていると、宇宙や食べ物に関係したおすすめ投稿が表示される。Instagramはおすすめ投稿の枠に広告も掲載している。ユーザーをサイトにより長い時間滞在させることで、Instagramは広告主への訴求力を高めることができる。
一部のユーザーはフィードを最後まで閲覧しないため、おすすめ投稿を見ることがないかもしれない。最近は、投稿した動画や画像が24時間後に消去される「ストーリー」機能が人気を集めているので、ユーザーはストーリーが表示されるフィードのトップにより多くの時間を使うようになっている。
InstagramのプロダクトリードであるJulian Gutman氏によると、Instagramはおすすめ投稿を、ユーザーのフィードを拡張する機能だと見なしているという。
「皆さんが関心を寄せていたり、皆さんがフォロー済みのコンテンツに関連していたりするInstagram上の投稿を、より多く表示したいと考えている」とGutman氏は語った。
Instagramにはすでに「発見」タブの機能があるが、発見タブはユーザーがフォローしているアカウントや「いいね」を押した投稿などの情報に基づいて、フォロー外の投稿を表示する。Gutman氏によると、発見タブはおすすめ投稿よりも多くの情報を参照し、既に関心のある分野に関連した新しい分野の投稿を表示する。例えば、多くの宇宙関係のアカウントをフォローしている場合、物理学など他の科学に関する投稿が発見タブに表示される。
Gutman氏は、おすすめ投稿は発見タブを補完する機能だと語った。ユーザーはInstagramにアクセスするたびに更新されたおすすめ投稿を目にすることになる。興味がない投稿が表示された場合、右上の3つのドットをタップして「興味なし」を選択するといい。
Gutman氏は、Instagramが約2年をおすすめ投稿機能の開発に費やし、アイデアを進化させてきたと語る。表示させるコンテンツの種類について、さまざまなバージョンをテストしてきたが、その中には発見タブと似たバージョンもあったという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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