[ブックレビュー]知恵と力をくれる1冊--「世界に通じる『実行力』の育てかた」

日本経済新聞出版社
内容:2020年、とても厳しい時代に突入した。その中でもがきながらも、一日一日を生きていかなければならない。しかしだからこそ、自分にできることを見つけて、一歩ずつでも進んでいく力が重要だ。本書は、自分自身に問いかけをし、自分にできること、やりたいことを見つけて実行できるようになるための知恵と力をくれる。
「世界に通じる『実行力』の育てかたはじめの一歩を踏み出そう」
「世界に通じる『実行力』の育てかたはじめの一歩を踏み出そう」

 2020年、とても厳しい時代に突入した。その中でもがきながらも、一日一日を生きていかなければならない。しかしだからこそ、自分にできることを見つけて、一歩ずつでも進んでいく力が重要だ。本書は、自分自身に問いかけをし、自分にできること、やりたいことを見つけて実行できるようになるための知恵と力をくれる。

 本書では、著者の小林氏が「自ら成長し続け、新たなフロンティアに挑み、共に時代を創っていくチェンジメーカーを育む」というミッションを掲げる学校を作るに至った大変な過程のみならず、学校の生徒たち、あるいは卒業生たちが実行したプロジェクトの実例がたくさん紹介されている。小さなことから始めて、徐々に活動が大きくなっていく様子や、何度失敗しても諦めずにチャレンジし続けて、ようやく成功する様子を、さまざまな角度から見ることで、自分にもできることがあるのではないかと思えてくる。

 学校で実際に行われているという、自分と向き合うためのエクササイズは、プログラムのほんの一端ではあるかもしれないが、ハッとさせられる。何歳であっても、最初の一歩を踏み出すために、背中を押してもらいたいという人にお勧めの1冊だ。

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