Googleが、「Gmail」のウェブ版と「Android」向けアプリで新たなエクスペリエンスを提供している。Gmailをビデオ会議、チャット、ファイル共有などのための統合されたワークスペースにする狙いがある。
新しいGmailは、「Mail」「Rooms」「Chat」「Meet」という4つの個別のコンポーネントで構成されるとGoogleは説明している。ChatとMeetは、ビデオ会議の「Zoom」やチームコミュニケーションツールの「Slack」、コラボレーションプラットフォーム「Microsoft Teams」などのライバルに対抗するサービスだ。
MicrosoftはTeamsのチャットやビデオ会議機能の改善を急ピッチで進めており、新型コロナウイルスのパンデミックが世界中で猛威を振るう中、リモートワークやリモート授業のサポートを強化している。49人の参加者を画面上に同時に表示する機能などを提供しようとしている。
当面、多くのオフィスワーカーにとってリモートワークが標準であり続ける可能性が高い状況で、Gmailは、GoogleがRoom、Chat、Meetの利用を促す上で理にかなったプラットフォームのようだ。
Googleは、ウェブとAndroidの「G Suite」ユーザーに対し、新しい統合されたGmail体験の提供を開始している。新しいフォーマットはAppleの「iOS」デバイスにも提供される予定だが、Googleは具体的なスケジュールを明らかにしていない。
Googleはブログ記事で、「今回のリリースにより、Gmailを離れることなく、チームでドキュメントを開いて共同編集できるようになる。そのため、その瞬間に作業をしている場所のコンテキスト内で直接共同作業を行うことが容易になる」と説明している。
Googleによると、GmailのMailはユーザーが慣れ親しんできたサービスと同じで変更されていない。Chat(以前の「Hangouts」)は個人や小規模なグループにメッセージを送信するための機能だ。Roomsは「共有チャット、ファイル、タスクを含むスペース」を提供し、「グループがよりプロジェクトに取り組みやすくなるよう支援」する。Meetは、GoogleがZoomに対抗して提供している機能のようだ。
Googleは最近、Gmail、Meet、Chatの新しいセキュリティ機能を発表している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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