Uber、カリフォルニア州でサービス一時停止の可能性--CEOが示唆

Dara Kerr Katie Conner (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年08月13日 08時02分

 Uberの最高経営責任者(CEO)を務めるDara Khosrowshahi氏は米国時間8月12日、MSNBCに対し、カリフォルニア州でドライバーを従業員として区分しなければならないとすれば、同州での配車サービスを一時的に閉鎖せざるを得ない可能性があると述べた。

提供:James Martin/CNET
提供:James Martin/CNET

 「裁判所が再考しない場合、カリフォルニア州で当社の事業モデルを迅速にフルタイム雇用に切り替えられるとは考えにくい」と、Khosrowshahi氏はインタビューで語った。

 この発言は、カリフォルニア州の裁判官が10日、UberとLyftに対し、ドライバーを従業員として区分することを強制する仮差し止め命令を出したことを受けたもの。UberとLyftは5月、ドライバーを独立契約業者として区分することにより、「カリフォルニア州の数千人もの労働者を不当に利用」しており、1月に施行されたカリフォルニア州のAB5法に違反しているとして提訴されていた。今回の判決はこの訴訟に関連して下されたもので、UberとLyftはすでに控訴する考えを明らかにしている。

 Uberはドライバーを、独立契約業者とみなしている。独立契約業者は、ガソリン代、車両維持費、自動車保険などの費用を自分で負担しなければならない。またドライバーは、健康保険や有給病気休暇といった福利厚生サービスも受けられない。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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