フォースタートアップスは8月6日、三井住友銀行、SMBCベンチャーキャピタル、SMBCヒューマン・キャリアの3社と、成長産業支援の強化に向けた業務提携の覚書を締結したと発表した。
この提携により、フォースタートアップスが提供する、1万2000社におよぶスタートアップの情報を集約したデータベース「STARTUP DB」と、SMBCグループのネットワークを掛け合わせた、スタートアップに関するデータプラットフォームを構築するとしている。
さらに、スタートアップと大手・中堅企業双方の課題を解決するビジネスマッチングの機会を提供するほか、スタートアップの“ヒト・モノ・カネの課題”をワンストップで解決する枠組みを検討するという。
近年、日本の国際競争力強化に向けて、世界へ挑むスタートアップの輩出に向けた強固なスタートアップエコシステムの構築が必要といわれていると同社では説明する。
世界150都市のスタートアップエコシステムをランキングする「Global Startup Ecosystem Ranking 2020」では、東京がベルリン(16位)や中国の深セン(22位)、シンガポール(17位)などを抑えて、初めて15位にランクインしている。しかし、世界時価総額ランキングでは、米国や中国から生まれた企業が上位を独占しており、より強い支援が必要である状態だと指摘する。
そこで、成長産業支援事業を推進する同社は、日本の金融インフラとして産業を支えるSMBCグループと双方の強みを生かし、スタートアップの成長を加速させるための業務提携に合意。スタートアップに関するデータプラットフォーム構築などを共に進めることになったという。
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