ポケモンは、8月12日からバーチャルSNS「cluster」にてオープンするバーチャル遊園地「ポケモンバーチャルフェスト」の一部を、メディア向けに公開した。
ポケモンバーチャルフェストは、「みんなでつくる,夏の思い出」をテーマにした、仮想世界にある未完成の遊園地。みんなで「ミッション」に挑むと、その成果に応じてテーマパーク内のアトラクションやコンテンツがどんどん増え、テーマパークが完成していくというものとなっている。
clusterは、クラスターがバーチャル空間でイベントスペースを提供するサービスとして、2017年5月から正式サービスを開始。近年ではVTuberと呼ばれるバーチャルタレントによるライブイベントや、eスポーツのパブリックビューイングなども行われている。PCやスマートフォンから利用可能。また「Oculus Rift」や「HTC VIVE」などのVRデバイスを利用することで、より臨場感のある体験が味わえる。
この空間ではアバターをまとって、施設内を歩き回ることができる。アバターは「サルノリ」「ヒバニー」「メッソン」の3種のポケモンを模したオリジナルアバターとなっている。
ポケモンバーチャルフェストは、エントランスを通じてミッションエリアやテーマパークエリアに行き来することができる。ちなみにエントランスでは、ピカチュウなどのホログラムが飾られていたり、ポケモンシリーズに関する映像などが流れている。
テーマパークエリアは、海に囲まれた巨大な遊園地となっており、中央には超巨大なピカチュウのモニュメントがお出迎え。ここでは数々のアトラクションが用意されている。案内されたなかでは、モンスターボール型の観覧車に乗り込み、テーマパークエリアを一望したり、ホエルオーの中に入ってエリア内を飛び回る様子を楽しむものなどを体験。ほかにも、お祭り気分が味わえるような縁日風のお店で遊んだり、海辺のビーチエリアで波の音を聞きながらのんびり過ごすといった楽しみもある。
今回の内覧ではオープンしていなかったが、テーマパークエリア正面にはイベントステージが用意され、ピカチュウのダンスショーや打ち上げ花火などの特別なイベントも開催予定という。
ミッションエリアは全部で3つ用意され、エントランスから挑戦が可能。複数の参加者と一緒にお題を解いていくもの。制作にはリアル脱出ゲームを手がけているSCRAPが参加したという本格的なものとなっている。
いくつか体験して、たとえばアトラクションによっては音声ガイドが流れるというような、リアルな遊園地の雰囲気が楽しめることとともに、バーチャル遊園地だからこそ楽しめる要素が盛り込まれていると感じられた。一部を体験しただけでも細かい仕掛けやこだわりが感じられるうえ、正式なサービス開始以降はさらにコンテンツが増えるということで、1回だけではなく、期間中通して楽しめるものになると思えた次第だ。
ポケモンバーチャルフェストについては課金要素を設けず、利用料は無料。なお、clusterの無料アカウント作成と、利用するデバイス用のclusterアプリのインストールが必要となっている。
(C)2020 Pokemon. (C)1995-2020 Nintendo/Creatures Inc. /GAME FREAK inc.(C) 2017 Cluster, Inc.
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