新型コロナウイルスの感染拡大が世界中の人々の生活に大きな影響を与え、経済活動が混乱した4~6月期、Appleは「iPhone」の売上高で粘り強さを見せた。
同社は米国時間7月30日、2020年度第3四半期決算(6月27日締め)を発表した。世界中でロックダウン(都市封鎖)措置が取られ、直営店が一時的に休業する中、iPhoneの売上高は前年同期比で1%以上増加して264億ドルに達した。「iPhone 11」を発表する前だった前年同期は、iPhoneの販売促進に苦戦し、売上高は12%近く減少していた。
「iPad」の売上高は66億ドルとなり、前年同期比で31%増加した。「Mac」の売上高は71億ドル弱で、前年同期比で21%以上増加した。
Appleのウェアラブル部門とサービス部門は、iPhoneよりも規模は小さいが同社の将来を担う重要な事業で、ともに2ケタ成長を達成した。「Apple Watch」や「AirPods」などの製品を含むウェアラブル、ホーム、アクセサリー部門の売上高は65億ドルだった。「Apple Music」や「Apple TV+」などのサブスクリプションサービスを含むサービス部門の売上高は、132億ドルだった。
利益は前年同期比12%増の113億ドルで、1株あたり2.58ドル。総売上高は前年同期比11%増の597億ドルで、アナリスト予測を大きく上回った。Yahoo Financeの集計によると、アナリスト平均予測は、売上高523億ドル、1株あたり利益は2.04ドルだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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