音楽配信サービスを提供するSpotifyは米国時間7月29日、2020年度第2四半期決算(6月30日締め)を発表し、6月末時点の有料会員数が27%増加して1億3800万人に達したことを明らかにした。広告ありの無料版を利用するユーザーを含めた総会員数は、3億の大台に近づいた。
これらの数値は、世界最大の音楽配信サービスとしてのSpotifyの地位をさらに強固にするものだ。市場第2位のAppleは、1年以上会員数情報を公開していないが、Spotifyは、Appleよりも上の地位を維持しているとみられる。Appleは2019年6月、会員数を6000万人としていた。
Spotifyは28日、月間アクティブユーザーが前年同期比29%増の2億9900万人であることを明らかにした。現四半期中に利用者数が3億人を超えると見込んでおり、9月末時点の月間アクティブユーザーは3億1200万~3億1700万人(うち有料会員は1億4000万~1億4400万人)になると予測している。
第2四半期の損失は3億5600万ユーロ、1株あたり1.91ユーロ。前年同期の7600万ユーロ、1株あたり0.42ユーロよりも増加した。売上高は13%増の18億8900ユーロだった。
Thomson Reutersの集計によるアナリスト平均予測では、同社の同四半期売上高は19億3000万ユーロ、1株あたり損失は0.48ユーロとされていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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