7月10日夜ごろより、一部のiOSアプリが突然立ち上がらなくなる不具合が発生している。
報告されているのは、メルカリやSpotify、Pinterest、PUBGモバイル、Tinderなど。ジャンルは多岐に渡っており、症状としてはどのアプリも立ち上げて画面が切り替わろうとする瞬間にダウンし、ホーム画面に戻ってしまうというもの。国内だけでなく世界的に発生しているようで、例えば米国のTwitterトレンドにもSpotifyがランクインした。
なお、記事執筆時点(22時10分現在)では複数のアプリで復旧が確認されており、メルカリ、Spotify、Pinterest、PUBGモバイルなどダウンしていたアプリが起動するようになっている。
【お知らせ】
— PUBG MOBILE 日本公式 (@PUBGMOBILE_JP) July 10, 2020
本日7月10日(金)19:30頃より、iOS端末でゲームに接続できない不具合が発生しておりました。
現在は正常にログインできることを確認しております。
お客さまにはご迷惑をおかけし、申し訳ございません。
今回のトラブルは、Facebookが提供するSDKに原因があるとの見方が強い。このSDKは、開発者がFacebookへの共有機能、Facebookのソーシャルグラフ、Facebookアカウントでのログインなどをサポートするためにアプリに組み込むライブラリで、多くのアプリで採用されている。
Facebook SDKのステータスでは、「iOS SDKのエラーでいくつかのアプリがクラッシュしていることを認識し、調査しています」と掲示。なお、Facebookは5月にも同様のトラブルを起こしており、その際もTikTokやSpotify、Tinder、Venmo、GrubHub、Doordash、SoundCloud、Pinterestなどで不具合が発生した。
なお、CNET Japan編集部がFacebook Japan広報部に確認したところ、「現在、Facebook iOS SDKを使用する一部のアプリで不具合が発生しており、一刻も早く修復できるよう取り組んでいます」との回答があった。
さらにその後、「本日、Facebook iOS SDKを使用する一部のアプリで、(コード変更による)不具合が発生しておりましたが、早期に問題を特定し、既に修復しております」と追加でコメントを発表。すでにトラブルは解消しているという。
【7月10日22時38分追記】Facebook Japan広報部より、不具合に関するコメントにアップデートがあったため追記を実施。あわせて、タイトルの一部も修正しました。
【7月10日23時22分追記】Facebook Japan広報部より、トラブルを修復したとのコメントがあったため追記しました。
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