リスト、RPA活用し売却活動レポート作成を自動化--月30時間以上を費やした作業を効率化

 リストは7月29日、連結子会社であるリストインターナショナルリアル(LIR)が、アシリレラのRPAソリューション「ロボオペレータ」を活用し、売却活動レポート作成業務を自動化したと発表した。

 LIRは、2月にロボオペレータを導入し、不動産売却における査定結果報告書作成業務を自動化している。今回、RPAを利用した業務の自動化の第2弾として、売却活動レポート作成を自動化した。

 LIRの売却活動レポートは、物件の広告や販売状況、物件掲載状況、進捗状況などを記載し、全3ページほどで構成される。ロボオペレータを起動すると、「物件基本情報」「各ポータルサイトからの問い合わせ数」「販促活動付随業務の実施状況」を取得して、売却活動レポートに自動で記入し、完成データは社員間の共有フォルダに保管する。

 LIRでは、常時平均100件を超える媒介物件があり、媒介契約の種別によっては、週に1回の営業活動の状況報告が必要であるという。売却活動レポート作成の自動化により、これまで手動で1件あたり5分程度、月に30時間以上を要していた作業の効率化が可能となった。

 今後は、媒介契約報告書の作成以外にも、売買契約前にウェブ上で行うインフラ整備状況や用途地域等に関する調査などの業務を、順次RPA化する予定だ。

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