Buildsは7月22日、DNAデータに基づいて個別のダイエットプログラムを作成する完全オンライン型パーソナルトレーニングサービス「CLOUD-GYM(クラウドジム)」(β版)の提供を開始した。まずは、30名の利用者(モニター)を募集する。
CLOUD-GYMは、DNAデータに基づいたダイエットプログラムを提供する完全オンライン型パーソナルトレーニングサービス。
利用者のDNAから何を食べると太りやすいかというエネルギー代謝タイプと筋肉繊維タイプを分析。その分析結果を元に、大手フィットネス企業にて累計で5000名を指導してきたトレーナー(13名が参画予定)が個別に作成した食事管理とトレーニング指導が受けられる。
DNAデータを解析してサービスに活用するゲノム解析ビジネスが世界的な拡大をみせている。世界的な市場規模は、2018年時点で33.5億ドル(約3580億円)あり、2028年には180.3億ドル(約1兆9300億円)と約5.4倍に拡大する見込み。
特に米国では、人の唾液から遺伝子情報を解析して潜在的な病気を調べるサービスや、将来のがんの発症しやすさを検査するサービスが生まれており、対面でなくても現在の健康状態や将来の健康リスクを予測することが可能になっている。
このような状況の中、同社では長期的なパーソナルトレーニングの完全オンライン化を目指して、サービスの開発を進めてきた。そして今回、CLOUD-GYMを提供することになったという。
CLOUD-GYMの利用者は、初めに同社と連携した検査機関に自身の唾液を送付し、自らのDNAデータを解析する。その後、同社に所属するトレーナーが、解析されたDNAデータを基に利用者に最適な食事方法とトレーニング方法を検討。「DNA別食事法」の3パターンと「筋質別トレーニング法」の3パターンを組み合わせた合計9パターンの中から2カ月間のダイエットプログラムを作成する。
利用者は、その2カ月間のダイエットプログラムの全てを、オンライン上で受けられるという。
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