HOMMAは7月21日、米・オレゴン州ポートランドに開発中の、スマート住宅開発プロジェクト「HOMMA X(ホンマ・テン)」を発表した。2020年に着工し、2021年に竣工予定。
本プロジェクトの開発地は、ポートランドのダウンタウン市街中心部より、車で10分の距離に位置しており、周辺には大きな公園や、スーパー、レストラン、カフェなどもある立地。近隣には高級住宅地や歴史保護地区などもあり、人気の高いエリアとなっている。
今回のHOMMA Xは、18ユニットの賃貸型タウンハウスで、生活に必要なさまざまなIoTデバイスをビルトインし、住宅内の照明や空調などの自動化に加え、外部サービスとも連携し、より便利な生活を実現するスマート住宅となる。
地上2階、地下1階(一部ユニットのみ)の、モダな外観デザインの木造住宅で、設計段階から使い勝手を考えて選定され、施工時にビルトインされたIoTデバイス群を、「スマートオーケストレーション」で自動制御する。
センサーなどを用いて、環境や人間の行動にあわせて室内の環境を最適化する、HOMMA独自のアルゴリズムを採用。IoTデバイスは、室内のみならず外出先からでも、HOMMAスマートホームアプリにより一元的に管理・制御が可能だ。
月額固定費用でさまざまなサービスを受けられるサブスクリプションサービスや、必要に応じて提供するオプションサービスの実装も予定している。
HOMMAは、米・カリフォルニア州シリコンバレーを拠点に、次世代のスマートホーム開発を展開する、住宅関連のスタートアップ企業。デジタルマーケティング事業などを手掛けるセプテーニグループを事業パートナーとして迎えている。6月には、米カリフォルニア州ベニシア市に、スマートホーム技術を採用したプロトタイプ住宅「HOMMA ONE(ホンマ ワン)」を建設したと発表している。
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