HOMMAは6月11日、米カリフォルニア州ベニシア市に、スマートホーム技術を採用したプロトタイプ住宅「HOMMA ONE(ホンマ ワン)」を建設したと発表した。日本の住宅関連産業と連携し、スマートでデザイン性の高い建売住宅の普及を目指す。
HOMMA ONEは、6月に完成し、プロダクトムービー「HOMMA ONE Unveiling」を公開中。400平方メートルのスペースにライフスタイルに合わせた間取りや空間を用意しているという。
独立したトイレルームや靴箱を設置したシューエリアなど日本文化を活かしたデザインを採用するほか、スマートホーム技術では、「スマートオーケストレーション」の第一フェーズを実装。スマートオーケストレーションとは、センサーや時刻、天気などの条件を元に、人の操作なしで複数のスマート機器を独自のルールに基づいて操作し、快適な居住空間を演出するというもの。普段どおりの生活ですべてのデバイスとサービスがストレスフリーで作動可能になる。
日本の住宅関連企業と連携し、米国の住宅では見られない利便性や先進性を追求していることも特長。サンワカンパニーとのコラボレーションによる機能性とデザイン性の高いシステムキッチンやコンパクトな洗面台、Panasonic Life Solutions Company of Americaとの連携による、センサーを使った住宅内の換気の自動化などを採用する。
今後は、2021年をめどに18戸のプロトタイプコミュニティ「HOMMA X(テン)」、2023年までにプレミアムコンパクト住宅によるコミュニティ「HOMMA 100」の建設を計画している。
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